2007年5月31日木曜日

「しょうがないじゃん」 って英語でどういえば・・・

米軍ハウスの正門前に事務所を引越しいたしました。

お蔭様で授業終了後にすぐにご質問をいただけるようになりました!

昨日授業終了後に新事務所にお立ち寄りいただいた、S さんに「しょうがないじゃん」って言いたいときはなんと言えばよいの? とご質問をいただきました。

とても誤解を生みやすい表現ですので取り上げさせていただきます。

「しょうがない」は 英語で  can't help です!!

 Sorry, I can't help (it) ! 「ごめん、しょうがないんだよー」

 ここで気をつけなければいけないのは、 Sorry, I can't help you. と混同しないことです。

 Sorry I can't help you は help の後に you という人が(目的語)あるので、「ごめんね、(あなたを)手伝えないよ」 となります。


 help の後に 人がある場合と  help の後に何もない、もしくは人以外の言葉があるときは全く意味が違うので気をつけてください。

 え? 英語を勉強するのは面倒くさいって?

 Sorry, you can't help it! 「ごめんね、しょうがないんだよ!」

皆さんもどんどん質問してくださいね!

じゃないと I can't help you. 「お役にたてません。」

2007年5月19日土曜日

and と or ・・・・・・・!?

I don't like pets. I don't like dogs and cats.
とアメリカ人の先生に言ったら、その言い方は違うと言われました・・・
何が違うのかわからないのですが!

というお便りを Power さんからいただきました。

「僕は犬と猫が好きではない」というときに確かに英語に直訳すれば

 I don't like dogs and cats. になりますね。

 しかしこれはかなりたくさんの日本人が誤解をしている英文法です。

 実は 否定文( not の文)では and は使わないのです。

 I don't like dogs or cats. が正しいの表現なのです。

 ~と~は ・・・・ではない  という表現をしたいときは注意が必要ですね!

 他にも

 僕も! とか 私も!

 Me,too だけで通じると思ったら大間違い!

実は否定的な内容の場合は  Me, neither.

I don't like cats. Me, too. は間違い  正しくは Me, neither!

2007年5月9日水曜日

トイレをお借りしたいのですが・・・

先日授業終了後にトイレをお借りしたいと思い "May I borrow the toilet?" といったら全然通じませんでした。なにか言い方が間違っていますか?というご質問をいただきました。

「トイレを借りてもいいですか?」 確かに直訳すると "May I borrow the toilet?" になりますね!

でもアメリカ人にとって borrow は 借りて持ち帰ることを意味しています。

ですからトイレを持ち帰ると言うのは今ひとつつじつまが合わないので、アメリカ人がキョトンとしていたのではないでしょうか? もうひとつは toilet は アメリカ人にとってはスラングに近いので、まさか日本人がそのような言葉を使うと考えていないのだと思います。アメリカ人は一般的に bathroom と言いますので、実際は 

  May I use the bathroom ?

という言い方が自然だと思います。

 電話を借りるなども まさに誤解を生みやすいので  May I use the telephone? という言い方を覚えましょう。 本当に直訳は恐いですね!

2007年5月6日日曜日

遅れてしまった誕生日プレゼント・・・・

授業の日に合わせて、誕生日プレゼントを用意したのに、お互いの都合が合わずに、プレゼントを渡しそびれてしまった・・・・

でもせっかく用意したいのだから、渡したい。
なんと言って渡せばよいですか?

という質問をいただきました。

belated あまり聞き慣れない言い方ですが、これは遅れてしまったものにつける言い方です。

belated birthday present
belated Chrismas card

などなど

とても便利な言葉です。

This is a belated present for you. But I hope you will enjoy it.

などと言いながら渡しそびれたプレゼントを渡すというのはいかがでしょうか?

2007年5月4日金曜日

「~してあげる」 と 「~してもらう」 

eiko さんいつも質問ありがとうございます。今回はメールでご質問をいただきました。

>あらたに質問なのですが、
>「~てあげる・もらう・くれる」は日本語独自の表現でしょうか?
>例えば、「席を譲ってあげた」「料理を作ってくれた」などです。
>英語でこのような言い方をすることはありますか?


アメリカ人たちとの会話にだんだん慣れてくると、確かに使ってみたくなる表現ですね。

実は中学英語で習った使役動詞を使います。 中学のときは make(強制) let (許可) have ・・・
などと習ったのではないでしょうか?

中学で習ったときはテストために覚えただけで全く実感はなかったかもしれませんが、実際は使役動詞はとても便利な動詞で日常会話ではしばしば使われます。

「~してあげる」 「~してあげた」 は let を使いましょう。

 Let me take you to my favorite restaurant.「私のお気に入りのレストランに連れてってあげる」
 (デイブはラーメンが特に好きです)

 I let the lady sit. 「その女性を座らせてあげたんだ」

最も席を譲るは I gave up my seat for the lady. とか I gave my seat to the lady のほうが一般的な言い方かもしれません。


「~してもらう」 は have を使いましょう。
 I have my mother cook my lunch. 「お母さんにお弁当を作ってもらいます。」
 I have my friend waiting for me. 「友達にまってもらっているんだ。」

いかがでしょうか?

 強制の意味の make を 中心に学校では教えるので 使役動詞を日常で使うことはあまりないと思っていらっしゃったかもしれませんが、実は have や let は 日常的によく使われます。

 皆さんもアメリカ人相手にドンドン使ってみましょう!

 

2007年5月2日水曜日

目がテン・・・  は?

米軍ハウスのゲートでアメリカ人講師を待っている間に、生徒のAさんにご質問をいただきました。
「目がテンね」と言いたかったんだけど・・・

驚いたときはたしかにいろいろな表現が存在しますね。

I dropped my jaw. That news is jaw-dropping ( jaw は アゴという意味です)
 
Eyes pop out !

「目がテン」という表現に一番近いのは
 
You ( I ) got a blank look! ではないでしょうか?

結局

I am surprised. と表現するのが一番簡単ですね。

ところで、先日当スクールのアメリカ人講師に生徒達は ~ing と過去分詞の区別が苦手だという指摘を受けました。

I am surprised. I am excited.

などは間違えずに使えるのですが、

This news is surprised. The baseball game was excited.

などのように誤って表現する生徒が多いとのことです。



This news is surprising.

The baseball game was exciting.

が正しい表現ですね。非常に単純な決まりなのですが、ご存じない方も多いようなので、この場を借りてご説明いたします。


interest surprise excite thrill amaze などのように感情を表す動詞は
主語が人だと  過去分詞

I am interested in English. He is surprised. We are excited. Are you thrilled? They are amazed.


物が主語だと  ~ing
English is interesting. The news is surprising. The game was exciting. The story is thrilling. It is amazing.


となります。 ぜひ気をつけて使ってみてください。

2007年4月25日水曜日

「靴を脱いだほうがいいですか?」

お家に土足で上がるのは、私達日本人としては結構抵抗感がありますね。特に雨の日は・・・・
生徒のYさんから「靴を脱いだほうがいいですか?」はどう表現すればよいかというご質問をメールでいただきました、ありがとうございます。

Should I take off my shoes? が一般的な言い方だと思います。


 日本語では「服を着る」「帽子をかぶる」「めがねをかける」「口紅を塗る」「手袋をつける」「靴をはく」「上着を羽織る」など 身につける物ごとに異なった表現(動詞)を使います。
 でも英語ではなんと・・・  すべて  Put on です。
 "put on my clothes" "put on my hat" "put on my glasses" "put on my lipstick" "put on my gloves" "put on my shoes" "put on my jacket"

強いて言えば「身につける動作は put on 」 「身につけている状態は wear 」という違いはありますが、日本語に比べればとても簡単ですね。

  I will put on this jacket today. 「今日はこのジャケットを着ようっと。」=動作
  You wear a nice jacket today. 「今日は素敵なジャケットを着てらっしゃいますね。」=状態

  Put on と wear を入れ代えて使うことはできません。


 さてそれでは脱ぐはどうでしょうか? 「脱ぐ」「はずす」「とる」などやはりいろいろな表現がありますが、 英語では take off です。

  ここで気をつけていただきたいのは つい間違えて put off ( put on の反対だからでしょうか?)を使ってしまう方が多いようです。 put off は「延期する」と言う意味で「脱ぐ」という意味は全くありませんので、アメリカ人にキョトンとされてしまいますよ。


 日常生活の中で  put on と take off をなるべく使って、独り言を言ってみてください。
かつて、フランス語と英語の通訳をしていた、当スクールの スー先生は 今でもなるべくフランス語で独り言をするように心がけているそうです。

2007年4月23日月曜日

How do you think? てちょっとまずいのですか?

生徒のNさんが 先日授業中に「日本はどう思いますか?」と訊くつもりで

How do you think about Japan?

とアメリカ人に言ったら、変な顔をされた・・ 結局 I like Japan very much と言っていたが、あの表情は何だったのか、とても気になるとおっしゃっていました。

それ、僕にも覚えがあります。全く同じ体験をしたことがあります。

 How do you think about ・・・・・?
「あなたは・・・・についてどう思いますか」 まさに直訳するとこんな感じですね。

ところがアメリカ人にはそうは聞こえません。実は「アホかお前は・・」と彼らには聞こえてしまいます。

 How do you think は 「一体どうして そんな風に 思うんだ! アホか?」というのがアメリカ人の感覚なのです。だから気をつけてください!

 How do you feel・・・? か What do you think about・・・? を使えば誤解されませんので、

 What do you think about Japan? と感想を聞いてみてください。

Nice to meet you とNice meeting you のちがいは?

先日、初めて会ったアメリカ人講師に、Nice meeting you. と話しかけたら。ちょっと不思議そうな表情をなさっていた・・・なぜですか?というご質問をいただきました。

確かに日本の英語教育では

Nice to meet you. と Nice meeting you はあまり大きな違いがないかのように教えますね。

to meet 不定詞の名詞的用法 「~すること」

meeting 動名詞 「~すること」 と教わるので、意味の違いはないと思う方が多いと思います。

しかしアメリカ人に言わせれば、全くニュアンスが違うことになります。

to はあくまでも未来を意識して使う言葉。 ~ing は過去から現在までを意識する言葉だそうです。

確かに  I want to meet you. I promise to meet you. I decide to meet you.

など必ず to 不定詞を使う動詞はこれから先のことを表現するものばかりですね。

 want to 「~したい」 promise to 「~すると約束する」 decide to 「~すると決める」


逆に   I finish eating. I stop reading. I forgot meeting him.

など ~ing の場合は過去から現在までのことを言い表していますね。

 finish ~ing 今までやってきたことを「終える」 stop ~ing 今までやってきたことを「やめる」
 forget ~ing 過去のことを「忘れてしまう」・彼と会ったことを忘れた。


つまり

 アメリカ人に Nice to meet you. と言った場合は アメリカ人は未来を感じているので
 「はじめまして、これからよろしくね」と聞こえるし

 Nice meeting you と言った場合は過去の話をしているような感じがするので。
 「お会いできて良かった。さようなら」と聞こえてくるのです。

ですから始めてあっていきなり Nice meeting you. と言ってしまうと、とても変な感じがするようです。

初対面では最初 Nice to meet you で始めて、話が終わって帰り際に Nice meeting you. が無難ですね!

「よろしくお願いいたします」はどう言えば・・・?

パワーさんから「よろしくお願いします」と授業の前に言いたいのですが、なんと言えばよいですかという質問をいただきました。 実は「いつもお世話になってます。」もよく似ているのでここでは両方をご説明いたします。

Thank you for helping me. よろしくお願いいたします。
Thank you for having helped me. いつもお世話になっています。

が最も簡単な言い方だと思います。


しかしそれではいつも Thank you ばかりで・・・・

とおっしゃる方のために当スクールのアレックス先生と話し合いました。


I want to thank you in advance. よろしくお願いします。

I appreciate all you have done for me. いつもお世話になっています。

いかがですか? なかなか素敵でしょう!

マミーズ英会話スクールとしてはこの2つの言い方を皆様にお勧めします。

コートをお預かりいたしましょうか?

当スクールの会員のMさんの奥様は Flight attendant (スチュワーデス)です。

そんな彼から奥様の仕事上での質問をいただきました。飛行機の中で搭乗なさったお客様に「コートをお預かりいたしましょうか?」と言うときはどう表現するのが適切か・・・

たいていの方は May I Shall I Can I Could I などを使って文をおはじめになるのではないでしょうか?  May I have your coat, please ? Shall I keep your coat? などです。

しかしきっと奥様は外国人のお客様の反応が今ひとつだったので、あれ?ちょっと変なの? とお感じになってご質問いただいたのだと思います。

実は僕もアメリカ人たちに授業の予約をする時に、かつては Could you teach a new student at 3:00 tomorrow? というような言い方で予約をしていました。 もちろん、英文法的には何の落ち度もない言い方なのですが、アメリカ人の表情・反応を見ると、何か違和感がありました、そこでアメリカ人たちに尋ねてみました。

Could you や Can you はなんとなく選択の余地がないので、丁寧なのだが、命令されている気がするようです。

それではどう言うのが一番気分よくアメリカ人の耳に響くかというと・・・

   Do you want to teach a new student at 3:00 tomorrow?

または Would you like to teach a new student at 3:00 tomorrow?

だそうです。

日本語に直訳すると「あなたは明日3:00に新しい生徒を教えたいですか」となり日本人としてはちょっと横柄な感じがするので使うのに躊躇しますが、アメリカ人にとっては選択の余地が残るので(断ることも可能)むしろ心地よく耳に入ってくるようです。

さていよいよ本題の「コートをお預かりいたしましょうか?」という表現ですが、やはり、May I Shall I Could I などを使うより、

Would you like me to を使うほうが良いそうです。 (日本人としては「~してほしいですか?」という表現はちょっと抵抗がありますが。上記の理由でアメリカ人には心地よく響くそうです)

ただし、その後がとても大切です!

Would you like me to keep your coat? とか Would you like me to have your coat?

日本語を直訳した英語ですが、 keep も have も確かに日本語の「預かる」という意味がありますが、アメリカ人の耳には「返さないぞ!」というふうに聞こえるようです。

ですから結局

Would you like me to take your coat? が 一番誤解を受けずにアメリカ人に伝わる言い方のようです。

take your coat???

私達にとっては take こそ持ち去ってしまうようなイメージがありますが、そこが日本人が誤解しやすい、直訳英語の危険な部分だと思います。当スクールのデイナ先生のお墨付きをいただいておりますので、安心してお使いください。


日本語を英訳するときは、たった一言で相手に大きな誤解を与えることがあります。
今後もこのブログではそのような英語表現をアメリカ人に確かめながら、皆さんといっしょに考えて行きたいと思いますのでぜひご投稿ください。

2007年4月20日金曜日

ごちそうさまでした・・・・  は?

とてもおいしいケーキを(僕は甘すぎると思いますが・・)いただいたので、「ごちそうさま」と言いたかったのですけど、英語ではなんと言えばよいのですか?

といったご質問もよくいただきます。

皆さん、とりあえず "Thank you." と言ってみるようですが、なんとなく物足りない。といった感じのようです。

Thank you の後に たとえば  Thank you for the good cake とすこし言葉を付け加えると、ちょうど「ごちそうさま」という言い方に近くなるのではないでしょうか?

紅茶がおいしかったら Thanks for the good tea. とか Thank you for the good cookies.

など「ごちそうさま」に近い雰囲気が出せると思います。

Thanks や Thank you ばかりじゃ馬鹿のひとつ覚えみたいでイヤだ! とおっしゃる方は、ちょっと難しいですが、

I appreciate (アプリシエイト)the tea ( cookies cakes )と言い換えるとカッコいいですよ。

皆様のご質問をお待ちしております。

「おじゃまします」って 英語でどう言えばいいの?

なるべくたくさんの生徒さんたちに米軍ハウスで楽しく英語を学んでいただけるように、毎日お手伝いをさせていただいております。
英語の勉強の方法からそれぞれの生徒さんに合ったホストファミリーの選択など、マミーズの会員の皆様に微力ではありますが、少しでもお役に立てればと願っています。

このブログでは皆に日常的な英語表現などでよく質問される言い回しについて、当スクールのアメリカ人講師たちといっしょに考え、お答えしていきたいと考えています。また英語の学習方法などのご質問があれば、多くの生徒様のお役にたてるかもしれないので、なるべくわかりやすくお答えしたいと考えております。

第1回目は 体験学習にいらっしゃた方が必ずお尋ねになる、アメリカ人のお家に入るとき「おじゃまします。」は英語ではなんと言えば良いのでしょうか?というご質問にお答えいたします。

辞書などを調べてもなかなか「おじゃまします」の英語訳はでていません。たまに直訳をしたようなものもあり、特にヤフーなどの翻訳ページなどでは「Hello」と出てくるだけで、本当はもうちょっと気持ちを表したいのだけど・・・ という方が多いのではないでしょうか。

さて、そこで当スクールの Dana 先生と 話し合ってみました。
アメリカでは パーティーなどに招待され 帰り際に We had a great time. Thanks for having us today. なんて言い方をしますが、
この Thank you for having me ( us ). を お家に入るときに使ったら、彼女にはどう聞こえるか訊いたところ、「アメリカ人は決して、そのような言い方はしないが、でもとても 礼儀正しく響き、言われて嫌な気はしない。むしろ、うれしく感じるだろう。」とおっしゃっていました。

基本的にアメリカ人のお家にはじめて入るとき、何も言う必要はないのですが、抵抗感がある方は、ぜひ " Thank you for having me (us ) today. " を使ってみてください。




 皆様からのご質問なるべく丁寧お答えいたしますので、ぜひご投稿ください。