2010年9月4日土曜日

究極の英語の学び方(帰国子女の感覚)

英語の学び方(帰国子女の感覚をつかむ)

帰国子女はなぜ、たった1年や2年で英語がペラペラになって帰ってくるのか?
ある帰国子女のお母様がこんなことをおっしゃっていました。「うちの子は小学校2年生の時に急遽アメリカで生活することになったのですが、全く英語がわからない状態で現地の学校に通うことになり、大変心配しました。ところがわずか2ヶ月でアメリカ人のお友達を家に連れて帰り、なんと英語で会話していたのです。親としては安心するのと同時に、とても驚いたことを今でも覚えています。」
みなさんは6年間、学校で英語を学んでも英語が話せないのに、なぜ彼は2ヶ月で英語が話せるようになったのか??たった2ヶ月で英文法や英単語を覚えられるはずがありません!
ここに英語をマスターするための秘訣が隠れているのです。
帰国子女が普通に英語を話すのを見て、「いいな~、でも私には無理だ・・・・」なんてあきらめていませんか?彼らは特別ではありません、あなたも英語が話せる人になれるのです!

秘訣は帰国子女の感覚を身につけることです。
ご本人に話を聞いたところ、アメリカの学校に編入してからの数日は恐怖の連続だったそうです。なにしろ聞いたことない言葉が自分の周りを飛び交っているのですから、ずっと下を向いていたそうです。自分の名前らしい言葉を先生が発しても、発音が異なるため認識できず、とにかく早く家に帰りたかった。さすがに4、5日経つと、周囲の子供たちも飽きてきて、だんだん自分にかまわなくなってきて、ようやく周りを見渡す余裕ができたそうです。
「あれ、あまり日本の小学校とかわらない・・」と思ったそうです。 隣の生徒が、消しゴムを勝手に使おうとした友達に、”No way!  It’s not yours.” と言っているのが、全く英語はわからないのですが、「ふざけんなよ! おまえのじゃないだろ!」と言っているなと理解(推測)できたそうです。
右隣の女の子がモジモジし始めて " Teacher Smith, I have to pee "と 言ったら先生が "O.K. Go ahead." トイレの方を指したのを見て、 トイレに行きたいときは ああ言えばいいのか・・と気が楽になったそうです。
実は前の日にお父さんに教わった通り、" I would like to go to a rest room." と言ったらぜんぜんわかってもらえず、トイレに行けなかったのです。
周りに日本語を話す人が全くいないので、彼は日本語を捨てて、とにかく周囲を観察することで、英語を訳すのではなく、“わかる”ことに成功したのです。

日本の中学の英語教育を受けた方は、英語は日本語に訳さないと理解できないと勘違いしています。中学英語教育は英単語を1300前後暗記させ、英文法という名目で英語と日本語の順序の違いなどを教え込みます。辞書に頼りながら、なんとか英語を日本語に置き換えることができるようにすることが中学英語教育の目的なのです。
実は英語は日本語に訳さなくてもそのまま“わかる”のです。現在普通に英語を理解し話している人々は、英語を話している時一切、頭の中で日本語を使っていません。A君はアメリカでそれを体験したのです。そして皆さんもこの感覚(帰国子女の感覚)をつかめば英語を話すことができます。

私は、カルチャーセンターやマミーズ英会話スクールで映画を使ったクラスを行い、何度も生徒さんたちが英語に対して完全に誤った考え方をしているのを目の当たりにしました。ほとんどの方は単語をたくさん覚えて、英文法を完璧に理解すれば映画を字幕なしで楽しめるようになると考えています。
おそらくあなたもそうなのではありませんか?
実は映画が“わかる”かどうかは、知識の量の問題ではありません。英語を英語のまま理解することに慣れているかが肝心なのです。本当は今日から字幕なしで映画を楽しむことだってできるのです。

なるべくインパクトのあるシーンを使ってレッスンをしようと思い、兵隊が敵に撃たれて胸から血を流しているシーンを選び授業で使いました。
胸からドクドク血が流れているのがクローズアップされて、主人公が "Are you all right? You are breeding!"と言います。
生徒の皆さんに breeding ってどういう意味でしょうか?と尋ねると、その単語をすでに知っている方が、「血が流れる、です」とお答えになり、皆さん「なるほど」と納得します。 
「えー」 映像を見ていてわかりませんでしたか?とお尋ねしても皆さんキョトンとしています。皆さんはすでに知っている単語でなければ意味がわからないと勘違いしています。
簡単に映像から“わかる”(推測できる)単語であっても、初めての単語の場合は、わからない言葉と決めつけてしまうのです。

シーンが変わり、撃たれた兵隊のお葬式になります。主人公も含めて仲間たちが葬式に参列し、遺族に対して、次々に
" My deepest condolences. "と言います。
はい、皆さんどういう意味でしょうか?・・・・ 今度はさすがに condolences という単語を知っている方がいなかったようで皆さん、おし黙ってしまいます。あなたはどうですか?
今までにお葬式に行ったことはありませんか? あなたはお葬式に行ったら遺族の方になんとご挨拶なさいますか?
ちらほらと、「ご愁傷さま」 「ご冥福をお祈りします」 などという声があがります。
やっと、「あーそうか。」 「そういう意味か。」と少しずつ皆さん理解しはじめます。
そうです。辞書などいらないのです。見ていればわかるのです。こういうときは英語ではああいうのか・・・・・とそのまま真似して使えば良いのです。

先に単語を覚えていないと、意味がわからないと決めつけている方々は、英語の勉強の仕方が根本的に間違っています。
ちなみに、「ご冥福をお祈りします」のご「冥福」ってどういう意味ですか?と生徒さん達に尋ねてみると、ほとんどの方が答えられませんでした。あなたはどうですか?「冥福」の意味を辞書で調べたことはないでしょう。
つまり、お葬式でどなたかがお使いになった「冥福をお祈りいたします」というセリフをそのまま真似しているだけなのです。日本語は周りの方が使っている言葉を推測して理解し、真似して自然に使っているのに、なぜ英語ではそれができないのでしょうか・・・・。
ちなみに、 condolenes の意味、もちろんわかりましたよね? そう「お悔やみ」ってことです。「え?スッキリした」って!?  だからあなたは英語が話せないのですよ!

今日から考え方を変えましょう。アメリカ人家庭でホームステイをすることによって、少しずつ“帰国子女の感覚”をつかみましょう。知識を増やすのではなく、英語をそのまま理解することに慣れましょう。

私は20年以上このことを言い続けております。
ぜひマミーズで正しい英語の学び方を身につけてください。

2010年6月21日月曜日

I like dog !? ・・・・・・・ What ?

アメリカ人のホームパーティーに招待されて、最初はなかなか会話の中に入れず、チョット離れたところから成り行きを見ていたのですが、意を決してアメリカ人の会話の中に入ってみました・・・・
と先日レッスンを受けた Y さん。

ペットの話をしている感じなので・・・  " I like fish very much. " と誰かが言ったので、すかさず!

 " I like dog very much. "と元気よく会話に入ろうとしたら・・・・

What !? Really ? Do you? と とても驚かれ、ちょっと引かれた感じがしたのですが・・・・・


 Y さんは実は致命的な間違えを犯しています。

dog と a dog(s) は大違いなのです。

 a dog や dogs は 単数の a 複数の s がついていますから犬をさしているのに対して、

 dog は 肉を指すのです。 

 つまり アメリカ人たちには 「私犬のお肉が大好き」と聞こえたのです。

 それはビックリしますよね。  動物のお話をするときはくれぐれも a か s を付け忘れないようにしてくださいね。

  I like cat. なんて子供の前で言うと、次からあなたが家に来るたびに猫はどこかに隠されていることになりますよ!
 

2010年6月18日金曜日

過去形と現在完了形のちがい

最近、米軍ハウスのアメリカ人家庭に英語を習いに行く前に、事務所によって質問しくれる生徒さんが数名いらっしゃいます。彼らと話していてチョット気になったことがあるので今日はそれを書きます。

「映画を見た」って  I watched movie. で良いのですよね?  というのがそもそもの始まりでした。

movie は数えることができる名詞ですから  I watched a movie. とか I watched movies . となりますが・・・

彼が、 I watched movies. といったらアメリカ人が不思議そうな顔をしたというのです !?

皆さんはなぜだかわかりますか?

彼は  I have watched the movie. 「僕その映画見ました」 と言いたかったのでしょう。

     I watched movies. ではアメリカ人の耳には 「昔は映画を見た(今は見ない)」
    と聞こえてしまうのです。


  日本語には現在完了形がないので多くの日本人がこの種の誤りを繰り返していると思います。

  過去をあらわす言葉 last night , yesterday, at that time などと共に

  I watched movies last night. と言うのであれば全く問題ないのですが、過去を表す言葉使わずに

  I watched movies. と言ってしまうと、過去は映画を見ていたが、今は見ていないと聞こえるのです。
  I ate sushi. I drank beer. なども同じですから気をつけてください。

  ビールのおかわりが欲しくて、 I drank beer. なんて言っちゃうと、この人はビールは飲まない人だと思われてしまい、誰もビールを持ってきてくれませんよ。

I have drunk beer ! といいましょうね。

  

2010年4月26日月曜日

アメリカ人と日本人の音の出し方の違い

アメリカ人にこそこそと、内緒話を耳元でされたことありますか?
声は確かにひそめていますが( wisper )・・・  これがくすぐったいのったらたまりません!

実はアメリカ人と日本人では音の出し方が異なるのです。

ためしに口元から10センチぐらいのところにコピー用紙を垂らして、「パ・ピ・プ・ペ・ポ」と発音してみてください。

日本人のあなたが普通に発音しても、ほとんど紙は揺れもしないはずです。

ところがアメリカ人に Pick up と P サウンドを発音させると、ゆれる・ゆれる 大きく揺れるのでビックリなさるはず!

日本語のピックアップ と 英語の pick up では全く音の作り方が違うのです。

これは日本語は母音(a i u e o ) を中心に音を作るのに対し、アメリカ人は p などの子音をしっかり発音することによって音を作っているからです。

つまり日本人が英語を聞くととても早く聞こえるのは、アメリカ人がほとんどクリアーに発音しない、母音を聞き取ろうとしてしまい、子音で音を作っている彼らの2,3単語が 1語のように私達日本人には聞こえるからです。

英語の耳を作るとか言って、ただひたすら英語を聞いている方がたくさんいますが、残念ながらそのほうほうではある程度まで(アメリカ人がゆっくり自分に向かって話してくれるレベル)は聞こえても、アメリカ人同士の会話や映画の中の台詞は絶対に聞こえるようになりませんね。

ぜひ皆さんはアメリカ人に音の出し方から教わってください。
同じ音が出せるようになると、ビックリするくらい今まで聞こえなかった英語が聞こえるようになりますよ!


勉強の仕方が分からない方はぜひマミーズをお訪ねください。無料のカウンセリングもやってます!

2010年4月21日水曜日

suspect と doubt のちがい

今日は日本語に訳すのはとても危険という話をします。

例えば

I suspect he stole my bike.とI doubt he stole my bike.

の意味の違いを考えるとき、半分以上の方は「suspect も doubt も「疑う」という意味で、同じなんじゃないの?」とおっしゃるのでは・・!?

英語の勉強が好きな方ですと、

suspect は内容を否定的に「疑い」 doubt は内容を肯定的に「疑う」つまり

I suspect he stole my bike. は「彼が私の自転車を盗んだのではないかと疑っている。」

I doubt he stole my bike. は「彼が私の自転車を盗んだなんて信じられない(盗んだという事実を疑っている)」

こんなふうに参考書などに書いてあることが多いのですが・・・意味分かりますか?

日本語でわかろうとするからグチャグチャになってしまうのです。

I supect は I think ( guess ) で 

I doubt は I don't think ( I don't believe ) と考えてください。

つまり 
I supect he stole my bike. は  I think (guess) he stole my bike.

I doubt he stole my bike. は I don't think (believe ) he stole my bike.

と言っているのです。全く反対の意味になりますから、気をつけて使ってくださいね。

2010年4月13日火曜日

実に3年ぶりにブログを再開します。今までサボっていてごめんなさい。

今日は英語の5文型について、お話します。当スクールの会員にも数名、今年めでたく、高校にご入学なさった方がいます。彼らは高校の英語の授業で英語の5つの文型について間もなく学ぶことになります。
ところで何で5文型があるのでしょうか?

「私は友達と日曜日に東京ドームで野球を見る。」という日本語があります。
これを
「野球を日曜日に友達と私は東京ドームで見る。」と並び替えても、
「東京ドームで私は日曜日に野球を友達と見る。」としても、
「日曜日に友達と私は東京ドームで野球を見る。」としても・・・・

全然問題なく意味が通じますね!

なぜかご存知ですか?

それは日本語に「て・に・を・は」があるからです。

試しに、「て・に・を・は」を入れ替えてみます。

「私友達日曜日東京ドーム野球見る。」

どうです・・ 何を言ってるかわからないでしょう!?

つまり、日本語には便利な「て・に・を・は」があるので、言葉を入れ替えても意味が通じるのです。

さて、それでは英語はどうでしょうか?

英語には「て・に・を・は」にあたる言葉がないのです。※副詞句の前に置く前置詞が近いですが、あくまでも修飾語なので日本語の「て・に・を・は」とは違います。


なので、英語の場合は英文の形を決めて、相手に伝えるのです。

誰が(S:主語) どうする(V:動詞) なにを(O:目的語)という型で 日本語の「~は」(主語)「~を」(目的語)を補足する必要があるのです。

  I eat lunch . もし順番を替えて、 Lunch eat I. とすると、アメリカ人には全く通じません。 

2007年5月31日木曜日

「しょうがないじゃん」 って英語でどういえば・・・

米軍ハウスの正門前に事務所を引越しいたしました。

お蔭様で授業終了後にすぐにご質問をいただけるようになりました!

昨日授業終了後に新事務所にお立ち寄りいただいた、S さんに「しょうがないじゃん」って言いたいときはなんと言えばよいの? とご質問をいただきました。

とても誤解を生みやすい表現ですので取り上げさせていただきます。

「しょうがない」は 英語で  can't help です!!

 Sorry, I can't help (it) ! 「ごめん、しょうがないんだよー」

 ここで気をつけなければいけないのは、 Sorry, I can't help you. と混同しないことです。

 Sorry I can't help you は help の後に you という人が(目的語)あるので、「ごめんね、(あなたを)手伝えないよ」 となります。


 help の後に 人がある場合と  help の後に何もない、もしくは人以外の言葉があるときは全く意味が違うので気をつけてください。

 え? 英語を勉強するのは面倒くさいって?

 Sorry, you can't help it! 「ごめんね、しょうがないんだよ!」

皆さんもどんどん質問してくださいね!

じゃないと I can't help you. 「お役にたてません。」

2007年5月19日土曜日

and と or ・・・・・・・!?

I don't like pets. I don't like dogs and cats.
とアメリカ人の先生に言ったら、その言い方は違うと言われました・・・
何が違うのかわからないのですが!

というお便りを Power さんからいただきました。

「僕は犬と猫が好きではない」というときに確かに英語に直訳すれば

 I don't like dogs and cats. になりますね。

 しかしこれはかなりたくさんの日本人が誤解をしている英文法です。

 実は 否定文( not の文)では and は使わないのです。

 I don't like dogs or cats. が正しいの表現なのです。

 ~と~は ・・・・ではない  という表現をしたいときは注意が必要ですね!

 他にも

 僕も! とか 私も!

 Me,too だけで通じると思ったら大間違い!

実は否定的な内容の場合は  Me, neither.

I don't like cats. Me, too. は間違い  正しくは Me, neither!

2007年5月9日水曜日

トイレをお借りしたいのですが・・・

先日授業終了後にトイレをお借りしたいと思い "May I borrow the toilet?" といったら全然通じませんでした。なにか言い方が間違っていますか?というご質問をいただきました。

「トイレを借りてもいいですか?」 確かに直訳すると "May I borrow the toilet?" になりますね!

でもアメリカ人にとって borrow は 借りて持ち帰ることを意味しています。

ですからトイレを持ち帰ると言うのは今ひとつつじつまが合わないので、アメリカ人がキョトンとしていたのではないでしょうか? もうひとつは toilet は アメリカ人にとってはスラングに近いので、まさか日本人がそのような言葉を使うと考えていないのだと思います。アメリカ人は一般的に bathroom と言いますので、実際は 

  May I use the bathroom ?

という言い方が自然だと思います。

 電話を借りるなども まさに誤解を生みやすいので  May I use the telephone? という言い方を覚えましょう。 本当に直訳は恐いですね!

2007年5月6日日曜日

遅れてしまった誕生日プレゼント・・・・

授業の日に合わせて、誕生日プレゼントを用意したのに、お互いの都合が合わずに、プレゼントを渡しそびれてしまった・・・・

でもせっかく用意したいのだから、渡したい。
なんと言って渡せばよいですか?

という質問をいただきました。

belated あまり聞き慣れない言い方ですが、これは遅れてしまったものにつける言い方です。

belated birthday present
belated Chrismas card

などなど

とても便利な言葉です。

This is a belated present for you. But I hope you will enjoy it.

などと言いながら渡しそびれたプレゼントを渡すというのはいかがでしょうか?

2007年5月4日金曜日

「~してあげる」 と 「~してもらう」 

eiko さんいつも質問ありがとうございます。今回はメールでご質問をいただきました。

>あらたに質問なのですが、
>「~てあげる・もらう・くれる」は日本語独自の表現でしょうか?
>例えば、「席を譲ってあげた」「料理を作ってくれた」などです。
>英語でこのような言い方をすることはありますか?


アメリカ人たちとの会話にだんだん慣れてくると、確かに使ってみたくなる表現ですね。

実は中学英語で習った使役動詞を使います。 中学のときは make(強制) let (許可) have ・・・
などと習ったのではないでしょうか?

中学で習ったときはテストために覚えただけで全く実感はなかったかもしれませんが、実際は使役動詞はとても便利な動詞で日常会話ではしばしば使われます。

「~してあげる」 「~してあげた」 は let を使いましょう。

 Let me take you to my favorite restaurant.「私のお気に入りのレストランに連れてってあげる」
 (デイブはラーメンが特に好きです)

 I let the lady sit. 「その女性を座らせてあげたんだ」

最も席を譲るは I gave up my seat for the lady. とか I gave my seat to the lady のほうが一般的な言い方かもしれません。


「~してもらう」 は have を使いましょう。
 I have my mother cook my lunch. 「お母さんにお弁当を作ってもらいます。」
 I have my friend waiting for me. 「友達にまってもらっているんだ。」

いかがでしょうか?

 強制の意味の make を 中心に学校では教えるので 使役動詞を日常で使うことはあまりないと思っていらっしゃったかもしれませんが、実は have や let は 日常的によく使われます。

 皆さんもアメリカ人相手にドンドン使ってみましょう!

 

2007年5月2日水曜日

目がテン・・・  は?

米軍ハウスのゲートでアメリカ人講師を待っている間に、生徒のAさんにご質問をいただきました。
「目がテンね」と言いたかったんだけど・・・

驚いたときはたしかにいろいろな表現が存在しますね。

I dropped my jaw. That news is jaw-dropping ( jaw は アゴという意味です)
 
Eyes pop out !

「目がテン」という表現に一番近いのは
 
You ( I ) got a blank look! ではないでしょうか?

結局

I am surprised. と表現するのが一番簡単ですね。

ところで、先日当スクールのアメリカ人講師に生徒達は ~ing と過去分詞の区別が苦手だという指摘を受けました。

I am surprised. I am excited.

などは間違えずに使えるのですが、

This news is surprised. The baseball game was excited.

などのように誤って表現する生徒が多いとのことです。



This news is surprising.

The baseball game was exciting.

が正しい表現ですね。非常に単純な決まりなのですが、ご存じない方も多いようなので、この場を借りてご説明いたします。


interest surprise excite thrill amaze などのように感情を表す動詞は
主語が人だと  過去分詞

I am interested in English. He is surprised. We are excited. Are you thrilled? They are amazed.


物が主語だと  ~ing
English is interesting. The news is surprising. The game was exciting. The story is thrilling. It is amazing.


となります。 ぜひ気をつけて使ってみてください。

2007年4月25日水曜日

「靴を脱いだほうがいいですか?」

お家に土足で上がるのは、私達日本人としては結構抵抗感がありますね。特に雨の日は・・・・
生徒のYさんから「靴を脱いだほうがいいですか?」はどう表現すればよいかというご質問をメールでいただきました、ありがとうございます。

Should I take off my shoes? が一般的な言い方だと思います。


 日本語では「服を着る」「帽子をかぶる」「めがねをかける」「口紅を塗る」「手袋をつける」「靴をはく」「上着を羽織る」など 身につける物ごとに異なった表現(動詞)を使います。
 でも英語ではなんと・・・  すべて  Put on です。
 "put on my clothes" "put on my hat" "put on my glasses" "put on my lipstick" "put on my gloves" "put on my shoes" "put on my jacket"

強いて言えば「身につける動作は put on 」 「身につけている状態は wear 」という違いはありますが、日本語に比べればとても簡単ですね。

  I will put on this jacket today. 「今日はこのジャケットを着ようっと。」=動作
  You wear a nice jacket today. 「今日は素敵なジャケットを着てらっしゃいますね。」=状態

  Put on と wear を入れ代えて使うことはできません。


 さてそれでは脱ぐはどうでしょうか? 「脱ぐ」「はずす」「とる」などやはりいろいろな表現がありますが、 英語では take off です。

  ここで気をつけていただきたいのは つい間違えて put off ( put on の反対だからでしょうか?)を使ってしまう方が多いようです。 put off は「延期する」と言う意味で「脱ぐ」という意味は全くありませんので、アメリカ人にキョトンとされてしまいますよ。


 日常生活の中で  put on と take off をなるべく使って、独り言を言ってみてください。
かつて、フランス語と英語の通訳をしていた、当スクールの スー先生は 今でもなるべくフランス語で独り言をするように心がけているそうです。

2007年4月23日月曜日

How do you think? てちょっとまずいのですか?

生徒のNさんが 先日授業中に「日本はどう思いますか?」と訊くつもりで

How do you think about Japan?

とアメリカ人に言ったら、変な顔をされた・・ 結局 I like Japan very much と言っていたが、あの表情は何だったのか、とても気になるとおっしゃっていました。

それ、僕にも覚えがあります。全く同じ体験をしたことがあります。

 How do you think about ・・・・・?
「あなたは・・・・についてどう思いますか」 まさに直訳するとこんな感じですね。

ところがアメリカ人にはそうは聞こえません。実は「アホかお前は・・」と彼らには聞こえてしまいます。

 How do you think は 「一体どうして そんな風に 思うんだ! アホか?」というのがアメリカ人の感覚なのです。だから気をつけてください!

 How do you feel・・・? か What do you think about・・・? を使えば誤解されませんので、

 What do you think about Japan? と感想を聞いてみてください。

Nice to meet you とNice meeting you のちがいは?

先日、初めて会ったアメリカ人講師に、Nice meeting you. と話しかけたら。ちょっと不思議そうな表情をなさっていた・・・なぜですか?というご質問をいただきました。

確かに日本の英語教育では

Nice to meet you. と Nice meeting you はあまり大きな違いがないかのように教えますね。

to meet 不定詞の名詞的用法 「~すること」

meeting 動名詞 「~すること」 と教わるので、意味の違いはないと思う方が多いと思います。

しかしアメリカ人に言わせれば、全くニュアンスが違うことになります。

to はあくまでも未来を意識して使う言葉。 ~ing は過去から現在までを意識する言葉だそうです。

確かに  I want to meet you. I promise to meet you. I decide to meet you.

など必ず to 不定詞を使う動詞はこれから先のことを表現するものばかりですね。

 want to 「~したい」 promise to 「~すると約束する」 decide to 「~すると決める」


逆に   I finish eating. I stop reading. I forgot meeting him.

など ~ing の場合は過去から現在までのことを言い表していますね。

 finish ~ing 今までやってきたことを「終える」 stop ~ing 今までやってきたことを「やめる」
 forget ~ing 過去のことを「忘れてしまう」・彼と会ったことを忘れた。


つまり

 アメリカ人に Nice to meet you. と言った場合は アメリカ人は未来を感じているので
 「はじめまして、これからよろしくね」と聞こえるし

 Nice meeting you と言った場合は過去の話をしているような感じがするので。
 「お会いできて良かった。さようなら」と聞こえてくるのです。

ですから始めてあっていきなり Nice meeting you. と言ってしまうと、とても変な感じがするようです。

初対面では最初 Nice to meet you で始めて、話が終わって帰り際に Nice meeting you. が無難ですね!

「よろしくお願いいたします」はどう言えば・・・?

パワーさんから「よろしくお願いします」と授業の前に言いたいのですが、なんと言えばよいですかという質問をいただきました。 実は「いつもお世話になってます。」もよく似ているのでここでは両方をご説明いたします。

Thank you for helping me. よろしくお願いいたします。
Thank you for having helped me. いつもお世話になっています。

が最も簡単な言い方だと思います。


しかしそれではいつも Thank you ばかりで・・・・

とおっしゃる方のために当スクールのアレックス先生と話し合いました。


I want to thank you in advance. よろしくお願いします。

I appreciate all you have done for me. いつもお世話になっています。

いかがですか? なかなか素敵でしょう!

マミーズ英会話スクールとしてはこの2つの言い方を皆様にお勧めします。

コートをお預かりいたしましょうか?

当スクールの会員のMさんの奥様は Flight attendant (スチュワーデス)です。

そんな彼から奥様の仕事上での質問をいただきました。飛行機の中で搭乗なさったお客様に「コートをお預かりいたしましょうか?」と言うときはどう表現するのが適切か・・・

たいていの方は May I Shall I Can I Could I などを使って文をおはじめになるのではないでしょうか?  May I have your coat, please ? Shall I keep your coat? などです。

しかしきっと奥様は外国人のお客様の反応が今ひとつだったので、あれ?ちょっと変なの? とお感じになってご質問いただいたのだと思います。

実は僕もアメリカ人たちに授業の予約をする時に、かつては Could you teach a new student at 3:00 tomorrow? というような言い方で予約をしていました。 もちろん、英文法的には何の落ち度もない言い方なのですが、アメリカ人の表情・反応を見ると、何か違和感がありました、そこでアメリカ人たちに尋ねてみました。

Could you や Can you はなんとなく選択の余地がないので、丁寧なのだが、命令されている気がするようです。

それではどう言うのが一番気分よくアメリカ人の耳に響くかというと・・・

   Do you want to teach a new student at 3:00 tomorrow?

または Would you like to teach a new student at 3:00 tomorrow?

だそうです。

日本語に直訳すると「あなたは明日3:00に新しい生徒を教えたいですか」となり日本人としてはちょっと横柄な感じがするので使うのに躊躇しますが、アメリカ人にとっては選択の余地が残るので(断ることも可能)むしろ心地よく耳に入ってくるようです。

さていよいよ本題の「コートをお預かりいたしましょうか?」という表現ですが、やはり、May I Shall I Could I などを使うより、

Would you like me to を使うほうが良いそうです。 (日本人としては「~してほしいですか?」という表現はちょっと抵抗がありますが。上記の理由でアメリカ人には心地よく響くそうです)

ただし、その後がとても大切です!

Would you like me to keep your coat? とか Would you like me to have your coat?

日本語を直訳した英語ですが、 keep も have も確かに日本語の「預かる」という意味がありますが、アメリカ人の耳には「返さないぞ!」というふうに聞こえるようです。

ですから結局

Would you like me to take your coat? が 一番誤解を受けずにアメリカ人に伝わる言い方のようです。

take your coat???

私達にとっては take こそ持ち去ってしまうようなイメージがありますが、そこが日本人が誤解しやすい、直訳英語の危険な部分だと思います。当スクールのデイナ先生のお墨付きをいただいておりますので、安心してお使いください。


日本語を英訳するときは、たった一言で相手に大きな誤解を与えることがあります。
今後もこのブログではそのような英語表現をアメリカ人に確かめながら、皆さんといっしょに考えて行きたいと思いますのでぜひご投稿ください。

2007年4月20日金曜日

ごちそうさまでした・・・・  は?

とてもおいしいケーキを(僕は甘すぎると思いますが・・)いただいたので、「ごちそうさま」と言いたかったのですけど、英語ではなんと言えばよいのですか?

といったご質問もよくいただきます。

皆さん、とりあえず "Thank you." と言ってみるようですが、なんとなく物足りない。といった感じのようです。

Thank you の後に たとえば  Thank you for the good cake とすこし言葉を付け加えると、ちょうど「ごちそうさま」という言い方に近くなるのではないでしょうか?

紅茶がおいしかったら Thanks for the good tea. とか Thank you for the good cookies.

など「ごちそうさま」に近い雰囲気が出せると思います。

Thanks や Thank you ばかりじゃ馬鹿のひとつ覚えみたいでイヤだ! とおっしゃる方は、ちょっと難しいですが、

I appreciate (アプリシエイト)the tea ( cookies cakes )と言い換えるとカッコいいですよ。

皆様のご質問をお待ちしております。

「おじゃまします」って 英語でどう言えばいいの?

なるべくたくさんの生徒さんたちに米軍ハウスで楽しく英語を学んでいただけるように、毎日お手伝いをさせていただいております。
英語の勉強の方法からそれぞれの生徒さんに合ったホストファミリーの選択など、マミーズの会員の皆様に微力ではありますが、少しでもお役に立てればと願っています。

このブログでは皆に日常的な英語表現などでよく質問される言い回しについて、当スクールのアメリカ人講師たちといっしょに考え、お答えしていきたいと考えています。また英語の学習方法などのご質問があれば、多くの生徒様のお役にたてるかもしれないので、なるべくわかりやすくお答えしたいと考えております。

第1回目は 体験学習にいらっしゃた方が必ずお尋ねになる、アメリカ人のお家に入るとき「おじゃまします。」は英語ではなんと言えば良いのでしょうか?というご質問にお答えいたします。

辞書などを調べてもなかなか「おじゃまします」の英語訳はでていません。たまに直訳をしたようなものもあり、特にヤフーなどの翻訳ページなどでは「Hello」と出てくるだけで、本当はもうちょっと気持ちを表したいのだけど・・・ という方が多いのではないでしょうか。

さて、そこで当スクールの Dana 先生と 話し合ってみました。
アメリカでは パーティーなどに招待され 帰り際に We had a great time. Thanks for having us today. なんて言い方をしますが、
この Thank you for having me ( us ). を お家に入るときに使ったら、彼女にはどう聞こえるか訊いたところ、「アメリカ人は決して、そのような言い方はしないが、でもとても 礼儀正しく響き、言われて嫌な気はしない。むしろ、うれしく感じるだろう。」とおっしゃっていました。

基本的にアメリカ人のお家にはじめて入るとき、何も言う必要はないのですが、抵抗感がある方は、ぜひ " Thank you for having me (us ) today. " を使ってみてください。




 皆様からのご質問なるべく丁寧お答えいたしますので、ぜひご投稿ください。